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固定残業代について②

こんにちは。社労士の中村翔太です。
今週も固定残業代について説明します。
固定残業代を導入する場合は、基本給と固定残業代の金額と時間を分けて明記することにも注意しなければなりません。
例えば、月給30万円(固定残業代20時間含む)などのように、月給の内訳が分からない書き方はふさわしくありません。
そのため、以下の点に注意して明記することになります。
・固定残業代を除いた基本給の額
・固定残業代に関する労働時間数とその金額
・固定残業時間を超える時間外労働、休日労働および深夜労働に対して割増賃金を追加で支払う旨
引用 厚生労働省 固定残業代を賃金に含める場合は、適切な表示をお願いします。

つまりこのように表示する必要があります
・基本給25万円
・固定残業代 5万円(20時間分)
※20時間を超える時間外労働分についての割増賃金は追加で支給する。

とこのように内訳を明記する必要があります。また、先週のブログでも紹介したように定めた残業時間を超えた場合はその分の残業代も支払う必要があるためその旨を明記します。

求人情報で一見すると給与が高い会社も見受けられますが、よく見ると固定残業代を採用しておりまたその残業時間も大変多い場合もありますので、求人に応募する場合はしっかり確認する必要があります。

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